10日目 「悪魔ののど笛」とヘリ遊覧
3国の国境が近接
昨日のイグアスの滝見学は、ブラジル側からのものだったが、今日は、アルゼンチン側から、例の「悪魔ののど笛」を見、その後ヘリコプターに乗って上空から滝を見る。この辺りは、ブラジル、アルゼンチン、パラグアイと接しており、国境を越えるにはやはり手続きが必要だ。ブラジル側の検査所は比較的容易に通れたが、アルゼンチン側はちょっと時間が掛かる。
長い水上の歩道橋を行くと水煙が
公園の入口でバスを降り、少し歩いてからトロッコ列車に乗り森の中を抜ける。随分大勢の人達(500人位はいた)がトロッコ列車にぎゅうぎゅう詰めで乗り、歩道橋がある駅まで行く。そこから約1km位はあると思われる川の上にある歩道橋を歩く。次第に水煙が上がっているのが見えてくる。一体どんな滝があるのか期待が高まってくる。
悪魔ののど笛
眼前の膨大な水の流れが、うねるように滝壺に吸い込まれていく。水と一緒に我々も吸い込まれていくようで足が立ちすくむ。悪魔ののど笛の名称の由来ははっきりしないが、轟音をたてて吸い込まれて行く様を見ていると何か納得する。
更に先に行くと、次から次へと巨大な滝が見えてくる。圧倒的な景観に言葉も無い。
カメとナマズが
ふと、対岸を見ると、昨日乗ったエレベーターの建物が見える。空も青く風も穏やかで、こちら側には滝のしぶきがほとんどかからない。いい日に来た幸運を感謝したい。しばらく時間を忘れ滝の迫力に見入っていた。
帰り道、周辺を眺めながら歩いていると、川の石の上にカメが甲羅干しをしており、足元の川の中には、大きなナマズがシゲをゆらゆらさせながら悠然と泳いでいる。浅瀬には綺麗な花も咲いていた。
3国の国境地帯
満員であぶれそうになったが、やっとトロッコ列車にも乗れ、皆で公園内のレストランんで昼食を摂る。その後、アルゼンチン、ブラジル、パラグアイの3国国境地帯のモニュメントを見てから、やはりアルゼンチン、ブラジルの検問所を通ってブラジルに戻る。
いよいよ上空から滝を見る
そして、いよいよ昨日中止したイグアスの滝を上空から見るためヘリコプターに搭乗する。青空がいっぱいに広がり風もほとんど無い。ヘリは4人乗りなので、3組に分けそれぞれ10分間の空の遊覧だ。自分は幸運にも操縦席の隣に座ることが出来、眼前の視界は十分だ。またたく間に飛び立ち、広大な森林地帯をまたぎ、次第にイグアスの滝が近づいてくる。
凄い景観でした
川一杯に広がり、斜めに切り裂いたように滝が続き、深く切り込んだ悪魔ののど笛の所には、膨大な量の水が一気に流れ込み、まさに凄いとしか言いようのない景観を見せている。あっと言う間のヘリ遊覧ではあったが、今までにない貴重な経験ではあった。
バスで一旦ホテルに戻り、イグアス空港からペルーのリマ空港へ行き、シェルトンリマのホテルには、約12時頃到着。シャワーを浴び、ビールを飲んでベットに入る。
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