12月7日(5日目) パイヒア


  せっかくのパイヒアもこの雨では・・・
 今日も朝から雨。大粒ではないが小雨が降りしきると言う感じだ。風も出ている。今日はこの素晴らしい海でイルカウオッチングや、出来れば泳ごうと思っていたが、この横殴りの雨では・・・。

海はあきらめて、午前中はワイタンギの記念館等を見る。パイヒアからワイタンギの島へ渡るには、車が一台しか通れない橋を渡らなければならない。この国は地方へ行くと車が一台やっと通れる橋が結構数多くあり初めはかなり戸惑う。

この橋も自分が渡り始めてから、向こうから一台向かってきた。どうしょうと思っていたら丁度中間地点に一台が退避できるスペースがあり、そこに止めて車をやりすごす。

ビジターセンターで入場料を払い、まずカヌーハウスを見に行く。ここは熱帯雨林のようなシダ類が多く、まるでジャングルようだ。その中を木造の橋や木道が続いている。一本の木(カウリ)をくり抜いた大変に大きな舟だ。オークランドのミュージアムでは、100人の戦闘員が乗れると説明書に書いてあった。

しかし、かなりの横殴りの雨で、早々にカフェに行きコーヒーを飲む。よくわからないままshort coffeeと注文すると、一口で飲めるようなカップに一杯持ってきた。これが飲みたかったんだという顔をして舐めるように飲む。

カフェを出てマオリの集会所へ行く。マオリ独特の様式を持った木造の建築物だ。次に条約記念館に行く。これはイギリス公使ジェームズ・バスビーの公邸として建てられたもので、この前庭で調印されたワイタンギ条約(1830年頃)の歴史的経緯や写真が数多く展示されていた。

ますます雨がひどくなり、風も強くなってきた。海は波の巻上げで泥海のように赤茶けている。

昼食は中国人がやっているヌードルを食べる。日本風のうどんと考えていたが大きな間違い。ラーメンとも違う、色はラーメン風だが春雨に色をつけたようなもの、うまいものではない。

あまりに雨がひどいので宿舎に帰る。3時頃することがないので、近所でビールを6本買い、2本を飲み寝る。

夕方になっても雨がひどい。残りの4本を飲み、つまみ程度で夕食を済ませ、シャワーを浴びて早々に寝る。


ワイタンギ自然保護区入り口 カヌーハウス内にあった大きな木の切り株
雨に煙るパイヒアの海岸 ひどい味だったので記念に撮りました