12月8日(6日目) パイヒアーノースランドー神野宅 |
タネ・マフタの存在感に圧倒される |
今日は結構な強行軍だ。8時にパイヒアを出る。 難しい交差点がいくつかあったがかろうじて12号線に入る。ノースランドを横断してタスマン海に出ることになるが、行けども行けども草原である。しかも荒地の無いきれいな草原で、住宅も花で飾った小奇麗な家だ。ニュージーランド人はよくもまァこんなに牧場を作ったものだ。 ![]() タズマン海に出る寸前に大きな湖が広がっている、しかしこれは海に繋がっていた。丁度近くにi-siteがあり、ここから見るとかなり深くまで入り江のように海が入り込んでいる。地図でみると半島の半分くらいまで入り込んでいる。そして入り江の突端に異様な真っ白い山が出来ている。確かではないが200mから300mくらいの高さがあるのではないだろうか。初めは山の上まで牧場を作るNZ人が、牧場を作っているのだろうと思っていたが、あとで神野さんに教えられたが砂丘の山なのだそうだ。ここでは砂スキーもやっているらしい。しかしかなり異様な光景ではある。 ![]() 今回の旅行の大きな目的であるカウリの木があるワイポウア・カウリ・フォレストまではもう少しだ。次第に熱帯雨林のような密林に入って行き、道路も曲がりくねった険しい道になってきた。かなり入ってから,何の変哲も無い車が道路に寄せてやっと7,8台止めれるようなところに来た。そこにタネ・マフタと書いてある。道路から5分ほどで行けるようだ。雨も止んでいたのでキャノンと三脚を持って車を出る。歩いて直ぐにそれはあった。足を広げてずっしり立っている姿は弁慶のようだ。直径4,38m、高さ51、2m、近くに寄って触れることは出来ないが、約30m位手前から見る姿に圧倒される。存在感と言う言葉はこの木のためにあるようだ。この後、途中何本か大きな木もあったが、現在これほどの木は数本しか無いと言われている。イギリス人がどんどん木を切り出し、船や家や家具を作ったらしい。イギリスの家庭にある古い重厚な家具はこれらの木で作ったのだろう。 ![]() ダーカビルを通り、マタコヘにあるカウリ博物館に行く。当時、イギリス人が巨大なカウリの木を切り出すために作った道具や、工場等を展示してあるもので、たいへん興味あるものであるが、何か割り切れない複雑な感情もある。 そこから一路オークランドのノースショア市ブラウンズベイの神野宅へ向かう。高速道路からグレヴィルロードに入り、イーストコースト通りを右に曲がり、ビーチロードに入り、目標のブート通りらしきところに入ったが、神野さんから聞いていたニューワールドというスーパーが無い。少し探したがわからないので、神野さんにTELを入れる。すると何とわずか40m、50m先が神野さん宅ではないか。すぐに神野さんが姿を見せる。かなりホッとする。 ![]() 早速車をアパートの駐車場に入れさせてもらい、4Fのお宅に向かう。奥さんに迎えてもらい日本に帰ってきた感じになる。到着が早めの4時頃だったので、神野さんの好きなところというデボンポートに向かう。ちょうどオークランド市街の対岸で、非常に景色の良いところだ。写真を撮り、散策し、ある店でビールを飲む。何ともいえないいい気持ちだ。 ![]() それから神野宅に帰り、シャワーを浴びさせて貰い夕食。魚、キンピラゴボウ、アボガドの和え物、野菜炒め、久しぶりの日本食、本当にありがたい。ワインを飲み、ビールを飲み、いろいろな話に花が咲き楽しい時間を味わわせていただく。その中で奥さんが小樽出身だと言うことがわかる。こんな異国で、こんなお世話になることは、おそらく今後二度とないだろう。11時半頃ベッドに入る。 |
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NZ北島を一周したレンタカー(カローラ) | カウリ博物館にて | |
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カウリ博物館にて | カウリ博物館にて | |
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カウリ博物館にて | 小型飛行機が無造作に置かれていた | |
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神野さん。オークランドの対岸デボンポートで | ビアホールの窓から |
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