12月11日(9日目) ロトルア 


  間歇泉 Lady Knox Geyser(レディーノックスガイザー)


セキも出るし、のども痛く、声がほとんど出ない。外は相変わらず霧雨が降ったり止んだり。

今日はロトルアで最も行きたかった、ワイオタプ・サーマル・ワンダーランドへ行く。3つのコースがあったが、10:15分からLady Knox Geyser の人工間歇泉があるので30分コースを回る。

この地域は今も活発な地熱活動が続き、いたるところで熱泉が噴き出し、色とりどりのプールを作り出している。それぞれに名前もついている。途中道に迷いそうになったが、早々に戻り、車で5分ほどの所にある例のLady Knox Geyser の噴出を待ちうける。

この時ばかりは、どういうわけか雨が止む。この間歇泉を写すために持参した3つのカメラすべてを持ち、三脚もかかえて現場で待つ。噴出孔の直ぐ近くに半円形に備え付けの木製の椅子が用意してある。

10:15になると担当者が出てきて、ひとしきり説明した後、石鹸を穴に投げ入れる。しばらくするとブクブク泡が出てきて、次第に噴出が大きくなり、熱泉が約20mくらいまで吹き上がる。なかなか面白いがどんな原理なのだろう、不思議なものだ。しっかりそれぞれのカメラに収める。

その足で今度はHell's Gate に行く。ここも同じような地熱地帯で広大な土地に数多くの温泉プールがあり、それぞれに名前が付いている。説明書によると、ジョージ・バーナード・ショーが名前をつけたものがいくつかある。ここの休憩所で昼食を済ませ宿に戻る。

ノドの調子がかなり悪いので、町に出て薬局を探す。やっと見つかり、ハニー&レモン入りののど飴を買う。2〜3粒舐めると結構治まってきた。おみやげやを何軒か歩くがあまりこれといったものは無い。

おみやげを買いあぐね、宿舎の近くにある「タイラウパーク」という大きな公園を歩く。車で近くを通るたびに、あちこちから白煙が立ち上っているのを見かけたが、いたるところから熱水や泥、水蒸気がもうもうと出ている。先程見てきた地熱地帯なみに結構な活動だ。ロトルア中心部の公園に、まさかこれほどまでの活発な地熱噴出が続いているとは驚きである。

夕食時、昨日行ったが休みで入れなかったJapanese レストランへ行く。日本人の若者が二人かなり豪勢に飲んでいる。サシミとビール、そして寿司とグラスワインを頼む。かなり美味しかったが名前のわからない魚の味が少しおかしかったので何切れか残す。しかしサーモンの巻き寿司は非常に美味しい。

そのうち地元に住んでいるらしい70過ぎ位の日本人の男性が入って来て、サシミと日本酒を注文する。チビリチビリと飲んでいるが、何か寂しそう。少し声を掛け何か話したかったが、ほとんど声が出ないので止めた。
ワイオタプ・サーマル・ランドの入り口
ヘルズ・ゲイトの入り口
宿舎近くのクイラウ・パーク