12月12日(10日目) ロトルアータウポーネイピア


  冷えた白ワイン美味しかった!!


6時に起きる。体調は悪くはないが、相変わらず声は出ない。朝食は昨日買っておいたビスケットとオレンジジュースを飲み済ます。荷物を整理し8時出発と考えていたが、7:30に家を出る。

昨日見たワイオタプ・サーマル・ワンダーランドを横に見ながら一路タウポに向かう。9:15頃ラピット・ジェットに着く。ダムの開門は10:00なので、少し写真を写し、先にフカ・ジェットを見に行く。ここはタウポ湖から流れ出るワイカト川の大量の水が常時渓流を流れ下るので、その激しい水流は見事なものだ。かなり名残惜しかったが早々に終わらせ、先程のダムに戻る。

10分ほど待つ。丁度10:00にダムが開放され水が一気に溢れ出し、激しい流れになっていく。なかなか見ごたえのある流れだ。一眼レフとビデオカメラでしっかり撮る。

その後、大きな地熱発電の全景が一望できる展望台に行く。そこへ行く道が難しいせいか、ほとんど車は来ていない。数多くの噴出孔から水蒸気を集め、発電所に集合させている様子がはっきり分かる。NZの消費電力の5%、約15万kw/hourを発電しているらしい。世界最初の地熱発電であり、世界第2位の規模と言われている。それにしてもこのように長期間も水蒸気の安定した噴出が得られるものだろうか。NZにとっては大きな財産だ。

タウポでの大きな目的を果たすことが出来たので、町の中心部のi-site近くにあるタウポ湖へ行き、雄大な景色をしばし眺める。すぐ側にpublic toiletと書いてあったので行ってみると、一人40セントだという、昨日たしかどこかで20セントと書いてあったが、publicと書いてあってもお金をとるとは・・・。しかし、いつもきれいにしているのか、清潔でいいトイレだった。

ここからネイピアまで147km、ガソリンスタンドを探し、燃料を入れる。ここのセルフサービスのスタンドもよくわからないので、店員にお願いして満タンにして貰おうとするが、ノドがやられて声にならない。やっと振り絞ってかすれ声でお願いする。店員が不思議そうな顔をした。

ガソリンを満タンにし、一路ネイピアに向かう。途中神野さんが言っていた黄色い花の群落があちらこちらにあり、結構目を楽しませてくれる。このあたりは勿論牧場も多いが、次第に森林が多くなり、他の地区と様相がかなり違ってきた。しかし一方ではその森林を伐採し牧場に変えているところもあれば、一方では針葉樹の苗木を植えているところもある。

険しい山道を越え下って行くと、ブドウ畑やリンゴ畑があった。ある農家でフルーツを売っていたので立ち寄ってみると、イチゴ、ベリー、サクランボ、リンゴ、モモ等いろいろな果物を売っていた。サクランボは大粒で、南陽並みの大きさで、黒いアメリカンチェリーのようだ。買って食べてみると結構美味しい。そして値段もまずまずだ。早速写真に撮る。

今夜の宿舎の「ケネディーパーク・トップ10リゾート」は地図の上ではなかなか探せないところではあったが、比較的容易に分かる。広大な土地に、戸建の家、キャビン、アパートのようなユニット(私はここに泊まる)one bedの家、テントサイトetc,本当に大きな施設である。我が宿舎もかなりの広さがあり、調度品も何もかもそろっている。これなら言うこと無し。

着いてすぐ溜まっていた洗濯物を男性用女性用に分かれたクリーニング室で洗濯をする。洗濯が4ドル、乾燥機が2ドル。ホッカホカに仕上がり、これで旅行の最後まで持つだろう。

その後、ネイピアの町に出て中心街をざっと歩き、帰りにビールとワイン、つまみ、そしてパンを買ってくる。今日はビールとワインを飲みゆっくりしよう。キンキンに冷やした白ワイン美味しかった。白ワインってこんなに美味しかったのか!!!
アラティアティア・ラピッズ 一日に3回水門が開放される
フカフォール、ミントブルーの美しい水の色 フカフォール、水量は毎秒230トン
ワラケイ地熱発電所 ケネディパークトップ10リゾートの入り口