12月14日 (12日目) ネイピアーウエリントン


 無事レンタカーを返還する

今日は結構な強行軍だ。5時半に起き、朝食は昨日と同じものを食べ、身の回りのものをスーツケースと手荷物にまとめ7:30出発。ネイピア ハスティングス ウッドヴィル マスタートン アッパーハット ロアーハット ウェリントン 計319kmの長旅だ。

途中森林管理センターで休憩、コーヒーのつもりでカプチーノと言ったら大きなボトルにお茶が出てきた。どこでどう食い違ったのだろう。普通の顔をして飲む。

単調な道路が続き小さな町をいくつか通り抜け、どこかで昼食をと考えていたが、どこにもそれらしきところが無いまま、ウエリントンに着いてしまった。ただウエリントンに入る手前の山はかなり険しい山道で、北海道の日高町から清水町へ抜ける日勝峠を思わせる峠道であった。天気が良ければ景色を見ながらのドライブを楽しめたのだろうが、雲に覆われ景色は全く見えずじまいであった。

峠を越えてからは時々停車し、今日の宿舎の「ダウンタウンバックパッカー」の位置を確認しながら町に入る。駅の方向に向かってゆくと、すぐその宿はわかった。

レンタカーの返却時間までにはまだ数時間あるので、港の対岸にあるオリエンタル・ベイに行く。ここは小奇麗な建物の前に道路沿いに作られたウオーターフロントで、たくさんの人が散歩やジョギングを楽しんでいる。それからマウントビクトリアの丘に上がり、ウエリントンを一望しようと道を探したが、まるで分からない。仕方が無いので引き返そうとしたら、一方通行の逆を走っており、あわてて道をそれた。かなり冷や汗をかいた。

その後宿舎で先にチェックインを済ませ、町の繁華街にあるチュズニーストリートという通りにあるバジェッド(レンタカー会社)を探したが、いっこうに見あたらない。繁華街で車に乗って探すのは大変なので、車を降り懸命に探してやっと見つかった。小さな看板しか出ていない小さな事務所だ。しかし結局一週間以上借りたことと、自らオフィスに返したということで100ドル近く安くなった。

そこからキューバ・ストリートや賑やかな通りをブラブラ歩き、コーヒーを飲み、途中にあるi-siteに寄り、どこかいい見所がないか探す。

その後ランブトンキー通りを宿舎の方に向かって歩くと、国会議事堂、旧政府公邸があり、その直ぐ近くに宿舎の「ダウンタウンバックパッカー」がある。4階の部屋からは、真向かいにウエリントン駅が見える。明後日乗る筈の「The Overlander」(NZ北島縦断の列車)の出発駅だ。

今晩の夕食をどこで買おうかと探し歩くと、この駅の内部に比較的大きなスーパーがあり、ビールとつまみを買う。ビールは小瓶6本入りのものを買ったが冷蔵庫が無い。結局ぬるくなる前にと思い、あわててシャワーを浴び全部を飲んでしまう。

しかしこの部屋には二段ベッドと、机一つがあるきりで椅子も無い。ベッドの下段に坐って飲もうとしても頭がつかえて落ち着かない。大方は立ったままビールを飲む。駅の立ち飲みならまだしも、部屋での立ち飲みとは!
単調な道路が続く オリエンタル・ベイの前海に噴水がある。
ウエリントンにあるオペラハウス ここに市民が利用する市の施設が集中している
木で出来たモニュメント この辺りが観光客の集まるところ
賑やかなラムトンキー通り 旧政府庁舎
夕方になるとパブは人で一杯になる 真向かいにあるウエリントン駅