まえがき (2)ニュージーランドという国
北緯43度は札幌の位置、南緯37度はNZのオークランドの位置。ほぼ、赤道をはさんで反対側。従って季節は丁度逆になり、日本の冬はNZの夏になります。経度は、札幌が東経142度、オークランドが東経174度。ほぼ30度位の差なので、時差はわずか3時間、この時期は夏時間なので4時間となっています。クリスマスフラワー

日本の面積は約38万平方km、北海道は約8万平方km、NZの面積は、約29万平方km、うち北島12万平方km、南島15万平方kmほど。国土の総面積としては、日本の約3/4位ですから、かなりの大きさです。

人口は約420万人、しかも人口が大都市に偏在しておりますので(オークランドに125万人)国土の多くは羊や牛のための草原が広がっております。私は今回は北島しか歩いておりませんが、ただひたすら草原、また草原という印象でした。
ガイザー
人種的には、68%がヨーロッパ系、15%がマオリ、13%がいわゆるニュージーランド人、アジア系は9%位、日本人は約1万人位と言われております。
マオリとは、9世紀頃NZに渡って来たポリネシア人の子孫がマオリと呼ばれているようです。

NZを歩いているとAotearoa(アオテアロア)という言葉を良く見かけます。はじめは何のことを言っているのかわかりませんでしたが、マオリ語で「ニュージーランド」のことを言っています。「白く長い雲のたなびく地」と言う意味のようです。ネイピア

ヨーロッパ人として最初にNZを発見したのは、1642年オランダ人のアベル・タスマンですが、その後、1769年エンデバー号に乗ったジェームズ・クックがこの地に来てから、次第にヨーロッパ各地から移民が始まったようです。そして1840年イギリスとマオリの間で「ワイタンギ条約」が結ばれ、イギリス直轄植民地になってから、大勢のイギリス人が移民してきたようです。


画像上段 この木の花はクリスマスの頃満開になる
画像中段 レディ・ノックス・ガイザー(間欠泉)
画像下段 ネイピアの丘の上から